<掘り出しニュース>山梨県民、なぜアサリ好き? 1世帯当たり消費量は全国平均の倍(毎日新聞)

 【山梨】山梨県民はなぜかアサリ好きだ。国の調査によると、甲府市の1世帯当たりのアサリの消費量は日本一。山梨県民のマグロ好きはよく知られているが、アサリ好きはあまり知られていない。なぜなのか、探ってみた。【水脇友輔、春増翔太】

 全国の都道府県庁所在地を対象にした総務省統計局の家計調査(07〜09年の平均値)によると、甲府市の1世帯当たりのアサリの年間平均購入量は2014グラム。全国平均(1141グラム)を倍近く上回る堂々の1位だ。県内最多の人口を抱え、県内各地の出身者が集まる甲府市の消費傾向は、県全体の傾向も反映しているとされる。

 以下は静岡市(1611グラム)▽名古屋市(1414グラム)▽佐賀市(1403グラム)−−と続く。甲府市以外の上位は、ほとんど近くに産地を抱える地域だ。

 さらに、山梨ではシジミも好まれているようで、甲府市は全国4位(699グラム)。名産「アワビの煮貝」なども影響しているのか、同市は貝類全体の購入量でも全国4位(4603グラム)につけている。

   ◇  ◇

 甲府市中央卸売市場(同市国母6)で長年元卸を営む「山梨中央水産」は、扱うアサリの70〜80%をスーパーマーケットや鮮魚店など小売店に卸している。同社の石川和馬営業部長は「みそ汁にする家庭が多い」と話す。最近は、パスタやご飯に混ぜて食べるのも一般的だという。

 しかし、古代から山梨でアサリがよく食べられていたかというと、そうではない。

 08年に山梨の食文化に関する展示を企画した県立博物館の学芸員、植月学さん(38)によると、県内に貝塚は見つかっていない。

 ◇かつて高級品「あこがれ」の名残?/「貝はアサリ」という固定観念か…

 文献に貝が登場するのは江戸時代後期から。「馬なら静岡から一晩で甲府に運べる。産地の静岡に近い消費地として入ってきたのでしょう」(植月さん)。魚と違い、貝は塩水に浸せば生きたまま運べることも要因ではないかという。

 江戸時代以降の“貝人気”は、山梨に海がないことと無縁ではなさそうだ。

 甲府調理師専門学校(昨年閉校)で49年間、講師を務めた調理師の古山登茂代さん(83)によると、貝は元々、県内では高級品として扱われていたという。「手に入るのは、乾物や煮たものがほとんどで、祭りや祝い事の時にしか食べられなかった。新鮮な貝が当たり前のように流通する今でも、山梨の人には貝に対する『あこがれ』があるのではないでしょうか」と推測する。古山さん自身もスーパーに行くと、まずアサリに足が向くという。

 ずば抜けてアサリの人気が高いのはなぜだろうか。

 甲府市中央1の鮮魚店「一心太助」の末木竜司店長(31)は「山梨県民は海の物になじみがないから」と見る。

 同店では1日約5キロのアサリが売れるが、赤貝やハマグリなどは人気がないという。「お客さんの多くは『刺し身はマグロ』『切り身はサケ』『貝はアサリ』と決めている節がある。魚介類は他にもあるのに、なかなか目を向けてくれない」と末木さんは嘆く。そして、こう訴えている。「調理法も教えるので、ぜひ、いろいろな魚介類を食べてみてください」

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by nqmc2v6idu | 2010-05-11 11:13
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