社民党は24日、国会内で幹部会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する政府案に反対する方針で一致した。党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は25日に沖縄県を訪ね、仲井真弘多知事や名護市の稲嶺進市長らと会談する。政府は28日にも米国との共同声明を発表する方針だが、「閣内不一致」は避けられず、与党内調整は正念場を迎えた。
幹部会では、日米両政府の共同声明に反対する方針で一致。ただ、焦点の連立離脱問題については「共同声明はあくまで中間報告」として、結論の先送りを求める意見が出るなど、方針は固まらなかった。党内には「離脱すれば県内移設を防ぐ手段がなくなる」との連立維持論も根強く、28日まで最大限の努力をする方針を申し合わせた。 福島氏は25日の沖縄訪問で、県内移設反対の立場から、仲井真、稲嶺両氏と意見交換し、「沖縄の民意」を背景に共同声明を出さないよう迫る考え。辺野古移設を打ち出した政府方針に沖縄の反発は強まっており、閣僚の1人でもある福島氏の訪問で、「政府対沖縄」の混乱に拍車がかかるのは必至だ。 首相官邸側は対応に追われた。平野博文官房長官は24日の記者会見で、与党3党の連立政策合意に普天間の「県外・国外移設」が入っていないことを念頭に、「3党合意の枠でやっている」と指摘。これに対し、福島氏はすぐさま「新たな基地を造ることは、県民の負担軽減にならない。(3党合意に)反している」と反発した。 鳩山由紀夫首相は24日夜、首相官邸で記者団に「この8カ月間、できる限り負担軽減をしたいということで努力してきた。3党合意に反しているわけではない」と釈明した。【西田進一郎】 【関連ニュース】 普天間:クリントン米国務長官 鳩山首相を「称賛」 普天間:首相の辺野古移設表明「オバマ政権の勝利」…米紙 普天間問題:首相、環境面に配慮徹底…「辺野古」移設で 普天間移設:キャンプ・シュワブの代替施設、自衛隊も共用 普天間移設:首相「辺野古」を初表明 「混乱招きおわび」 ・ ポイントは“本業”を通じた環境経営――ゴールドウインの自転車通勤制度(Business Media 誠) ・ バカラ賭博店に部屋提供 元外交官を逮捕(産経新聞) ・ 「大阪維新の会」参加期限は6月中下旬(読売新聞) ・ 海上保安庁に虚偽通信 無職男を逮捕 大阪府警(産経新聞) ・ 米国務長官「北の挑発行為には報いがある」(産経新聞)
by nqmc2v6idu
| 2010-05-27 15:52
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